高崎市の新築・リフォーム補助金ガイド|最新制度の一覧と申請の流れ
- Category:土地・費用・制度
1. 高崎市で使える補助金の全体像

高崎市で新築やリフォームを検討するとき、活用できる補助金は大きく分けて次の4つがあります。
・新築・住宅取得に関する補助
代表的な制度が、「高崎市移住促進資金利子補給金制度(倉渕・榛名・吉井地域向け)」です。
自然環境の豊かなエリアへの移住・定住を応援する制度で、
住宅ローンの利子分を地域通貨「高崎通貨」で補助してくれます。
・既存住宅のリフォームに関する補助
◦高崎市住環境改善助成事業(一般世帯向けのリフォーム補助)
浴室やキッチンなどの水まわり、内装、屋根外壁など、
暮らしの質を高める幅広い工事が対象になります。
◦塀除却・改修工事補助
地震時の倒壊が心配な古いブロック塀などを撤去・改修するときの補助制度で、
金額が比較的大きいのが特徴です。
◦障がい者・高齢者向けの住宅改造費の補助
手すり設置や段差解消など、暮らしを安全にするための改修工事が対象になります。
・省エネ・環境に関する補助
◦住宅用太陽光発電システム導入補助制度(高崎市)
屋上・壁面緑化や浄化槽設置などを対象にしたリフォーム補助(民間団体のまとめ情報 など)があります。
・国の補助金(高崎市でも利用可能なもの)
◦住宅省エネ2025キャンペーン(子育てエコホーム支援事業・先進的窓リノベ事業 など)
◦ZEH補助金などの省エネ住宅関連の補助
も活用できます。
これらの「高崎市独自の制度」と「国の制度」を上手に組み合わせることで、トータルの負担をかなり抑えられる可能性があります。
2. 新築・住宅取得向けの主な補助制度
2-1. 高崎市移住促進資金利子補給金制度
倉渕・榛名・吉井地域に移住・定住する方を対象とした、住宅ローンの利子補給制度です。
対象になる方のイメージ
・倉渕・榛名・吉井地域に、移住・定住を目的として住宅を取得する方
・住宅取得のためにローンを利用している方
・市税を滞納していない方
など、細かな条件があります。
補助の内容(概要)
住宅ローンの利子相当額(5年間分)が「高崎通貨」で全額補給されます。
高崎通貨は市内の加盟店で使える電子地域通貨で、日々のお買い物や外食などにも利用できます。
対象となる住宅取得の例
土地を購入して新築する場合はもちろん、
・建売住宅・中古住宅を購入する場合
・建物を購入してリフォームする場合
なども対象となるケースがあります。
申請の流れ(イメージ)
1. 事前確認をする
まず、検討している土地・建物が対象地域に含まれるかどうか、ローンの内容が制度の条件に合っているかを確認します。
2. 高崎通貨の準備
スマホアプリで高崎通貨の利用登録を行います。
3. 必要書類をそろえる
住宅ローンの契約書、登記事項証明書、住民票など、年度ごとに指定されている書類を準備します。
4. 電子申請を行う
高崎市の電子申請システムから申請し、その後審査が行われます。
5. 交付決定・利子補給の受け取り
交付決定通知が届いたら、あとは所定のタイミングで利子補給分が高崎通貨としてアプリに反映されます。
ここがポイント
この制度は、
・対象地域が限定されていること
・予算枠があること
・毎年度、条件が見直される可能性があること
が大きな特徴です。
もし倉渕・榛名・吉井地域での家づくりを検討している場合は、土地探しのかなり早い段階で制度の有無を確認しておくと安心です。
いちいホームでは
土地探し・資金計画のご相談とあわせて、「移住促進資金利子補給金制度の対象になりそうか」「どのタイミングで申請準備を始めると良いか」といった点も整理しながら、計画をお手伝いできます。
3. リフォーム向け 高崎市独自の補助制度
3-1. 高崎市住環境改善助成事業(一般リフォーム向け)
高崎市でのリフォームのなかでも、もっとも使いやすい“王道”の補助金が高崎市住環境改善助成事業です。
浴室やキッチンの入れ替え、内装のやり替え、屋根外壁の塗装など、「暮らしやすさ」を整える多くの工事が対象になります。
主な対象条件(イメージ)
対象となるのは、
・高崎市内に住宅を所有し、実際に住んでいる方(住民登録があること)
・本人・同一世帯員に、前年の合計所得が400万円を超える人がいないこと
・本人・世帯員に市税の滞納がないこと
・過去にこの助成金を受けたことがないこと
といった条件を満たす世帯です。
対象となる住宅
高崎市内の自己居住用住宅が対象で、マンションの場合は専有部分、店舗併用住宅では住居部分のみが対象です。
対象となる工事の例
・市内の業者が施工すること(見積書・領収書の住所が市内であること)
・工事費(税込)が20万円以上であること
を満たしたうえで、浴室・キッチン・トイレなどの水回り、内装、屋根や外壁の塗装など、住宅本体の機能や住環境の向上につながる工事が中心です。
助成金額の目安
・工事費の30%
・上限20万円
たとえば工事費が80万円の場合、計算上は「80万円×30%=24万円」となりますが、実際に助成されるのは上限の20万円までです。
申請から受け取りまでの流れ(リフォーム会社と進めるイメージ)
1. リフォーム会社に相談・見積もり依頼
「住環境改善助成事業を利用したい」と伝えたうえで、対象工事かどうか、市内業者であるか、工事金額が20万円以上になるかを確認します。
2. 事前申請(交付申請)
申請書と見積書など、必要書類をそろえて市へ提出します。
申請期間や受付開始日は毎年度決まっており、「○月○日から受付開始」といった形で告知されます。
3. 交付決定通知を受け取る
審査ののち、交付決定通知が届いたら、ここで初めて工事に着手できます。
この通知が届く前に工事を始めると対象外となるケースが多いため、注意が必要です。
4. 工事着工・完了〜実績報告
工事が完了したら、領収書や完了写真などを添えて実績報告を行います。
5. 助成金の受け取り
内容に問題がなければ、指定口座に助成金が振り込まれます。
ここがポイント
「とりあえずリフォームだけ先に進めて、あとから補助金を申請する」という流れは、原則できません。
「事前申請 → 交付決定 → 工事着工」という順番を守ることが、最も大切なポイントです。
いちいホームでは
市内の工務店として、対象工事の見極めや申請スケジュールの整理も含めて、リフォーム計画を一緒に組み立てていくことができます。
3-2. 塀除却・改修工事補助(ブロック塀の安全対策)
地震時の倒壊が心配な古いブロック塀などを、安全な塀に改修するための補助制度です。
対象となる塀のイメージ
道路に面したブロック塀で、高さや長さ、老朽化の程度などについて細かな条件があります。
たとえば「高さ0.8m以上・長さ5m以上」「ひび割れやぐらつきが確認できる」など、
危険性があると判断されるものが対象です。
補助内容の一例
・塀の除却工事:一律2万円
・新しい塀の築造工事:工事費の1/2を補助(上限額は塀の長さに応じて20万円〜50万円程度)
申請の流れ
1. 建築指導課などの窓口へ相談し、現地の確認をしてもらう
2. 申請書・見積書の提出(交付申請)
3. 交付決定通知の受け取り
4. 工事契約・施工
5. 完了後の報告書類提出
6. 補助金の受け取り
「通学路沿いのブロック塀が気になっていた」「古い塀がぐらついていて不安」という場合、
安全性の向上と補助金の両方が得られる制度です。
3-3. 障がい者・高齢者向け 住宅改造費の補助
ご家族に重度身体障害者の方や、高齢で移動が不安な方がいる場合、住宅の改造に対して補助が受けられる制度があります。
対象となる工事の例
玄関や廊下、階段、トイレ、浴室などに対して、例えば
・手すりを設置する
・段差をなくす
・便器の高さを調整する
といった工事が対象になります。
注意したい点
新築や増築工事は対象外となるほか、公営住宅や借家では対象外となるケースがあります。
また、介護保険の「住宅改修」との重複も関係してくるため、
ケアマネジャーや市の担当窓口と連携しながら進めることが大切です。
4. 省エネ・環境系の補助金(新築・リフォーム共通)
4-1. 高崎市 住宅用太陽光発電システム導入補助
環境にやさしい暮らしを応援するため、住宅用太陽光発電システムの導入に補助が用意されています。
対象となる方のイメージ
・高崎市内の自宅に太陽光発電を新たに設置する方
・太陽光発電付き住宅を購入し、自分名義で電力受給契約・余剰買取契約を結ぶ方
・過去に同制度の補助を受けていない方
など、年度ごとに条件が定められています。
主な条件の例(令和7年度想定)
・指定された期間内に初めて系統連系を開始すること
・市税の滞納がないこと
・設置費用を負担する本人が申請者であること
などが挙げられます。
補助金額の目安
・1kWあたり 8,000円
・1戸あたりの上限 40,000円(4万円)
たとえば、5kWの太陽光発電を設置する場合、計算上は「5kW×8,000円=40,000円」となり、上限いっぱいの補助が受けられるイメージです。
申請の注意点
・申請書兼実績報告書を期限内に提出する必要がある
・予算額に達した時点で受付終了となる場合がある
といった点は、毎年必ず確認しておきたい部分です。
太陽光発電は、国の補助金や売電収入とも関係してきます。
ハウスメーカーや工務店に早めに相談し、「性能・コスト・補助金」をトータルで比較しながら検討するのがおすすめです。
4-2. 国の省エネ系補助金(住宅省エネ2025キャンペーン など)
高崎市に限らず、全国で利用できるのが国の省エネ系補助金です。
代表的なものが「住宅省エネ2025キャンペーン」で、次のようなメニューがあります。
・子育てエコホーム支援事業
一定の省エネ性能を満たす新築住宅や、断熱改修・窓のリフォーム・高効率設備への交換などのリフォームが対象です。
・先進的窓リノベ事業
断熱性能の高い窓への交換に特化した補助で、戸建て・マンションどちらにも使いやすい制度です。
さらに、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化への補助として、
ZEHやZEH+の新築で1戸あたり55万円〜90万円程度の補助が受けられるメニューもあります。
こうした国の制度と、高崎市の太陽光補助や住環境改善助成事業などを組み合わせることで、新築・リフォームの費用を大きく抑えられる場合があります。
いちいホームでは
UA値0.46/C値0.6クラスの性能を前提に、国と市の補助制度を組み合わせた資金計画のご相談も可能です。
「どの水準まで性能を上げると、どの補助金の対象になるか」といったところまで含めて、ご提案いたします。
5. 補助金申請の基本的な流れ
制度ごとに細かな違いはありますが、多くの補助金に共通する「基本の流れ」は、次のようなイメージです。
ステップ1. 情報収集・条件チェック
まずは、高崎市公式サイトや国の専用ページで、
・対象者
・対象工事(内容・金額)
・受付期間
・予算枠
を必ず確認します。
不明点があれば、市役所の担当課や、相談している工務店・リフォーム会社に直接たずねてみると安心です。
ステップ2. 業者選び・見積もり取得
市の補助金は、「高崎市内の業者に限る」といった条件が付くことが多くあります。
見積もりを依頼する段階から、「この工事は、〇〇補助金の対象になりますか?」と確認しながら話を進めておくとスムーズです。
ステップ3. 事前申請(交付申請)
工事の契約や着工の前に、
・申請書
・見積書
・図面や写真
・所得証明書や税の納付状況がわかる書類
などを添えて、市に申請を行います。
最近は、電子申請に対応している制度も増えています。
ステップ4. 交付決定通知を受け取る
審査の結果、交付決定通知が届いたらひと安心です。
多くの制度では、この通知が届く前に工事を始めてしまうと対象外になってしまうため、必ず通知を待ってから着工します。
ステップ5. 工事契約・着工・完成
制度によっては、工事中の写真撮影が必要な場合があります。
「解体前」「工事途中」「完成後」など、指示されたタイミングを施工会社と共有しておくと、後の実績報告がスムーズです。
ステップ6. 実績報告・補助金の受け取り
工事が完了したら、
・領収書
・完成写真
・工事内容を示す書類
などを添えて実績報告を行います。
内容に問題がなければ、指定口座や高崎通貨などの形で補助金が交付されます。
6. 補助金を上手に活用するための3つのポイント
ポイント1. 計画の「いちばん最初」に補助金の有無を確認する
間取りや設備の検討を本格的に始める前に、
・この地域は移住利子補給の対象になりそうか
・予定しているリフォームは住環境改善助成事業に当てはまりそうか
といった点を一度整理しておくと、補助金も含めた予算計画が立てやすくなります。
ポイント2. 「業者任せにしすぎない」けれど「一人で抱え込まない」
書類作成や写真の撮り方など、施工会社が慣れている部分はしっかり頼って大丈夫です。
ただし、
・受付開始日・締切日
・必要書類の種類
などの“締切とチェックポイント”は、ご自身でもメモしておくと安心です。
「全部お任せにしていたら、気づいた時には申請締切を過ぎていた…」という事態を防げます。
ポイント3. 毎年度の「変更」を前提に考える
補助金は、
・名称
・補助率や上限額
・対象となる工事内容
・受付期間
などが、ほぼ毎年のように見直されます。
「昨年使えたから、今年も同じ条件のはず」と思い込まず、必ず最新年度のパンフレットや市ホームページを確認することが大切です。
いちいホームでは
最新の制度の概要を確認しながら、「いつまでにどこまで決めておくと補助金に間に合いそうか」といったスケジュールの考え方も含めて、一緒に整理していくことができます。
7. まとめ|補助金を味方につけて、無理のない理想の住まいづくりを
高崎市では、移住促進資金利子補給金制度で、自然豊かな地域への移住・定住を応援し、住環境改善助成事業で、身近なリフォームを後押しし、塀除却・改修工事補助や住宅改造費の補助で、安心・安全な住環境づくりを支え、太陽光発電補助や国の省エネ補助金で、環境にも家計にもやさしい家づくりをサポートしています。
「補助金」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえて順番通りに進めれば、決して特別な人だけの制度ではありません。
・どの制度が使えそうかを整理する
・早めに市の窓口や業者に相談する
・申請のタイミングを間違えない
この3つを意識しておけば、補助金を上手に味方につけられるはずです。
いちいホームでは
高崎市や周辺エリアでの家づくり・リフォームを検討されている方に向けて、補助金の情報整理から資金計画、プランづくりまで、一つひとつ丁寧にサポートいたします。
「うちの場合はどんな制度が使えそう?」というところから、どうぞお気軽にご相談ください。