column 家づくりコラム

見学会で聞く質問リスト20|断熱・換気・標準仕様・保証まで

はじめに|見学会は”質問する場”として活用する

 

住宅展示場やモデルハウス、完成見学会。
家づくりを考え始めると、さまざまな見学の機会があります。ところが「なんとなく見て回っただけで終わってしまった」「結局どこも同じに見えた」という声は少なくありません。

見学会の本当の価値は、写真やカタログでは分からない”中身”を確認できることそして、担当者に直接質問し、その会社の姿勢や実力を見極められることにあります。

 

本記事では、見学会で聞いておくべき質問を20項目に絞って整理しました。
断熱・換気・標準仕様・保証など、住んでから「聞いておけばよかった」と後悔しがちな項目を中心に取り上げています。

 

 

見学会の前に整理しておきたい3つのこと

 

質問の効果を高めるには、事前準備が欠かせません。以下の3点を家族で話し合っておくと、見学会での会話がぐっと深まります。

 

  • 1. 予算の上限を決めておく

建物本体だけでなく、外構・諸費用・家具家電まで含めた総予算を把握しておくと、「この仕様だと予算内に収まるか」を具体的に確認できます。

 

  • 2. 優先順位を3つに絞る

「断熱性能は譲れない」「子ども部屋は将来仕切りたい」「家事動線を最短にしたい」など、家族で優先順位を共有しておくと、質問の軸がぶれません。

 

  • 3. 土地の情報を持参する

土地が決まっている場合は、敷地図や周辺環境の写真を持っていくと、より具体的なアドバイスを引き出せます。

 

 

見学会で聞く質問リスト20

 

 

【断熱・気密性能】住み心地の”土台”を確認する

  • Q1. 断熱や気密の性能はどのくらい?

断熱性能はUA値(外皮平均熱貫流率)、気密性能はC値(相当隙間面積)で表されます。数値が低いほど高性能。
高崎エリアで快適に暮らすなら、UA値0.46以下・C値0.5以下が一つの目安になります。

 

  • Q2. 断熱材の種類と施工方法は?

グラスウール、吹付けウレタン、セルロースファイバーなど、断熱材にはさまざまな種類があります。
大切なのは「何を使うか」だけでなく「誰がどう施工するか」。自社施工か外注かも確認しておきましょう。

 

  • Q3. 気密測定は全棟で実施していますか?

気密性能は施工精度に大きく左右されます。全棟で気密測定を行い、実測値を開示している会社は、品質への自信の表れといえます。

 

  • Q4. 窓の仕様(サッシ・ガラス)の標準グレードは?

窓は熱の出入りが最も大きい部位。樹脂サッシ+Low-Eペアガラス以上が群馬の気候には適しています。標準仕様で対応できるか確認を。

 

【換気・空調計画】夏の暑さ・冬の乾燥に備える

  • Q5. 換気システムの種類と特徴を教えてください

第一種換気(給排気とも機械)か第三種換気(排気のみ機械)か。熱交換の有無も含め、ランニングコストとメンテナンス性を比較検討しましょう。

 

  • Q6. 吹き抜けや勾配天井でも温度ムラは出ませんか?

開放的な空間は魅力的ですが、断熱・気密・空調計画が伴わなければ夏暑く冬寒い家に。シーリングファンや床暖房との組み合わせ、実際の体感を確認してください。

 

  • Q7. 夏の日差し対策と冬の日射取得、どう設計していますか?

群馬は夏の日射が強く、冬は乾燥した北風が吹きます。軒・庇・窓の配置で季節ごとの快適性がどう変わるか、設計の考え方を聞いてみましょう。

 

【標準仕様・オプション】”込み”と”別”の境界線を把握する

  • Q8. 標準仕様の範囲を具体的に教えてください

キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなど水回り設備のグレード。床材、建具、外壁材、屋根材。照明、カーテンレール、網戸まで、どこまでが標準かを明確に。

 

  • Q9. よくあるオプション追加の項目と金額は?

「標準仕様で契約したのに、打ち合わせで追加費用がかさんだ」というのはよくある話。造作収納、床暖房、食洗機、電動シャッターなど、追加になりやすい項目を事前に把握しておくと予算管理がしやすくなります。

 

  • Q10. 外構工事は別途ですか?概算でいくらくらい見ておけばいいですか?

建物本体価格に外構が含まれないケースは多いです。駐車場、アプローチ、フェンス、植栽まで含めた概算を聞いておくと、総予算の見通しが立ちます。

 

  • Q11. 省エネ設備(太陽光・蓄電池・HEMS)の標準対応は?

2025年以降、省エネ基準への適合が義務化されます。太陽光発電の搭載有無、蓄電池との連携、HEMSによるエネルギー管理など、将来を見据えた設備計画を確認しましょう。

 

【保証・アフターサービス】建てた後の安心を確認する

  • Q12. 保証期間は?

法律で定められた10年保証は最低ライン。20年、30年と長期保証を設けている会社もあります。延長条件(有償点検など)も含めて確認を。

 

  • Q13. 定期点検のスケジュールと内容を教えてください

引き渡し後1年、2年、5年、10年など、どのタイミングでどんな点検を行うのか。点検の費用(無償or有償)も聞いておきましょう。

 

  • Q14. 不具合が出たときの連絡先と対応体制は?

地元密着の工務店なら、電話一本で駆けつけてくれる距離感が強み。担当者が変わっても引き継ぎがされる体制かどうかも重要なポイントです。

 

【施工体制・品質管理】誰がどう建てるかを見極める

  • Q15. 施工は外注ですか?

自社大工が施工する会社は、設計意図が現場に伝わりやすく、細部の納まりまで丁寧に仕上がる傾向があります。外注の場合でも、品質管理の体制を確認しましょう。

 

  • Q16. 現場監督の巡回頻度は?

工事中のチェック体制は品質に直結します。現場監督が週に何回巡回するか、施主が現場を見学できるタイミングがあるかも聞いておくと安心です。

 

  • Q17. 構造見学会は開催していますか?

完成後には見えなくなる躯体・断熱・配線の施工状況を確認できる構造見学会は、会社の”中身”を知る貴重な機会。開催予定があれば参加をおすすめします。

 

【資金・コスト】住宅ローンと将来の費用を見通す

  • Q18. この建物の総額(税込・諸費用込み)はいくらですか?

坪単価だけでは比較できません。建物本体+付帯工事+諸費用+外構まで含めた「住める状態の総額」を確認することで、正確な比較ができます。

 

  • Q19. 住宅ローンや資金計画の相談はできますか?

提携金融機関の有無、フラット35やZEH補助金の活用実績など、資金面のサポート体制も会社選びの判断材料になります。

 

  • Q20. 光熱費の目安を教えてください

断熱・気密性能が高い家は、冷暖房費を抑えられます。実際に住んでいる施主の光熱費データがあれば、暮らしのランニングコストを具体的にイメージできます。

 

 

まとめ|質問の数だけ、納得のいく家づくりに近づく

 

見学会で何を聞くかは、家づくりの成否を分ける重要なポイント。断熱・換気・標準仕様・保証といった”目に見えにくい部分”ほど、言葉で確認しておく必要があります。

本記事の質問リストをスマートフォンにメモしておき、見学会で一つずつ確認してみてください。答え方の丁寧さや具体性から、その会社の誠実さも見えてくるはずです。

 

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「質問リストを持って、まずは話を聞いてみたい」という方も歓迎です。本社スタジオやモデルハウスで、光の入り方や空気の質を体感しながら、気になることを何でもお聞きください。

 

 

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