窓の種類や開き方(後編)
- Category:家づくりコラム
住まいづくりを進めるに当たり、通風や採光を担う「窓」について検討することは、非常に重要です。
しかし、住宅用の窓だけでも沢山の種類があり、どの場所にどんな窓を設ければいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで、前回に引き続き窓の種類と特徴について説明します!
窓の役割 |
窓の役割は大きく3つです。
まず光を通すという役割、次に風を通すという役割、そして視線を通すという役割です。
また、建物の外観デザインでも重要な役割を果たします。
開き方で分類した窓の種類と特徴 |
窓の種類は、開き方で分けることもできます。
開き方で分類した場合の主な窓の種類と、それぞれの特徴を紹介します。
・引き違い窓
2枚以上の窓をスライドさせて開閉する窓です。
一般的に窓と言って思い浮かべる形状がこれでしょうか。
・横すべり出し窓
窓の下側を押して外側にすべり出させて開ける窓です。
窓のガラス面が庇代わりになるため、通風を得ながら、雨が室内に吹き込むのを防ぐことができます。
・縦すべり出し窓
窓の横側を押して外側にすべり出させて開ける窓です。
横滑り同様に風を効率的に呼び込めます。
幅や高さのバリエーションが豊富なので、外観のアクセントとして用いられることの多い窓です。
・上げ下げ窓
上下にスライドして開閉します。
上下2枚とも動くダブルハングと、片方だけ動くシングルハングがあります。
限られたスペースにも設置できて採光や通風が得られますが、開閉しづらく、窓を持ち上げるのに力が必要です。
・FIX窓(はめ殺し窓)
窓枠に固定されていて開閉できない窓です。
通風の機能はないため、採光や眺望が主な目的となります。
開閉機能がないため見た目がスッキリしていますのでピクチャーウインドウとして使用したりと、デザインのアクセントとしても重宝されます。
・ツーアクション窓
レバー操作によってタテの軸とヨコの軸を起点に二方向に開閉します。
気密性・防犯性が高い窓ですが構造が複雑なのでコストも高くなります。
・ルーバー窓(ジャロジー窓)
細長いガラス板をブラインドみたいに少しずつ重なるように並べ、その角度を変えることで通風を調整します。
浴室や洗面室、トイレなどに設置されていたことが多い窓です。
ただし、重ねたガラス板に隙間が生まれるため、気密性や断熱性はあまりよくありませんから最近はめっきり使用されなくなりました。
ひとことに窓と言っても奥が深い |
窓の種類やメリット、デメリットを知ることで、
「外観と窓のデザインが調和した素敵な家に住みたい」
「通風や採光を意識した快適な家づくりがしたい」
などの理想がより現実的にイメージできると思います。
採光や通風といった基本の機能はもちろんですが、高齢者にとって開けやすいかどうか、網戸は設置できるのかなど、利用シーンごとに最適な窓を選ぶ必要があります。
形や開き方以外に、樹脂サッシや複層ガラスなど、素材やその使い方によっても機能性は変わります。
また、窓は外観デザインにおいて大きな役割を担っています。
外から見たときに窓の配置のバランスはいいか、壁の面積に対して窓が大き過ぎないか、熱損失と熱の浸入はどうか、外壁材と窓枠の色はマッチしているかなど、検討すべきポイントは非常に多くあります。
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