column 家づくりコラム

理想のキッチンをつくろう

毎日長い時間を過ごすキッチンは、細部にまでこだわって、使いやすく快適にしたいものです。
そこで重要になるのが、プランニング。

今回は、理想のキッチンを作るための、プランニングのポイントをご紹介します。

 

 

■STEP 1:キッチンに立つ姿をイメージする

 

●ポイント1:自分専用で使う?家族と共有する?

キッチンを自分だけで使うのか、家族と共有するのかによって、選ぶキッチンの種類や大きさが変わります。
自分専用にする場合には、一人分のスペースが確保できれば十分ですが、夫婦で一緒に使いたい、子どもにお手伝いしてもらいたいという場合には、広めの通路やワークスペースが必要です。
一緒に並んで作業できるようワイドなサイズのものや、シンクとコンロを分けたII型(2列型)のキッチンが、複数人での作業に向いています。

 

●ポイント2:キッチンの様子が見えてもいい?
来客時など、人からキッチンが見えても気にならない場合には、ワークトップがフルフラットで、吊り戸棚などの遮るもののないオープン型がおすすめ。

一方、シンクやゴミ箱など生活感が出る部分を隠したい場合には、独立型キッチンや腰壁と吊戸棚を設置したセミオープン型のキッチンを選びましょう。

 

●ポイント3:調理中や片付け中も家族と会話したい?

調理や片付けをしながらリビングやダイニングで過ごしている子どもの様子を見たい、家族とコミュニケーションをとりたい場合には、対面型やオープン型を選びましょう。

 

●ポイント4:食材はまとめ買いする?こまめに買う?
食材の買い方によって、キッチン収納の考え方が変わります。
まとめ買いをする場合には、パントリーを設けるなど、ストックを置くスペースを十分に確保しましょう。
パントリーは、キッチンと行き来しやすい場所や、買い出し後の荷物をすぐに収納できる玄関付近など、動線を考えて設置すると使いやすくなります。

 

●ポイント5:キッチンの高さやワークスペースの広さは?

キッチンの高さは、使用する人の身長や腕・肘の高さによって決まります。
基本的に、キッチンを一番長く使う人を基準に考えるとよいでしょう。
ワークスペースの広さは、自分一人で使うのか、家族と一緒に使うのかによって異なります。
ワークスペースを広くとり過ぎると、作業動線が長くなってしまいますし、リビングやダイニング空間を圧迫する場合があるので、全体のバランスを考えるのも大切です。

 

 

■STEP 2:間取りの種類を知る

 

キッチンの間取りには主に3つの種類があります。

それぞれの間取りの種類を紹介させていただきます。

 

●独立型キッチン(クローズドキッチン)

独立型キッチンとは、キッチンがダイニングやリビングと壁やドアで分かれているもので、クローズドキッチンとも呼ばれています。

キッチンの部屋が独立しているため、調理に集中できたりお客様にキッチンを見られたりすることはありません。

しかし、煙やニオイがこもりやすい、リビング等の他の場所にいる家族とコミュニケーションしにくいというデメリットがあります。

 

●オープンキッチン

オープンキッチンとは、キッチンとリビングの間に壁がないものです。

特長としては、広々とした開放感ある空間になり、家族とコミュニケーションをとりやすくなることです。

リビングとの間に壁がないことで、調理による煙やニオイがリビングにも拡がりやすいデメリットもあります。

 

●セミオープンキッチン

セミオープンキッチンとは、キッチンをダイニングに向けて設置して、吊り戸棚を設置するものです。

対面式のキッチンとなるため、調理中もダイニングやリビングの様子を確認することができます。

 

 

■STEP 3:キッチンレイアウトの種類を知る

 

間取りに適したキッチンのレイアウトはどのようなものがあるかを見ていきましょう。

 

●アイランドキッチン(浮島型)

アイランドキッチンは、キッチンが壁から独立したもので、四方全てから調理や配膳を行えるというメリットがあります。

アイランドキッチンは、オープン型の間取りで利用できるレイアウトとなります。

アイランドキッチンの設置には広めのスペースが必要なので、設置する間取りの事前確認が大切です。

 

●ペニンシュラキッチン(半島型)

ペニンシュラキッチンは、キッチンの側面の片側が壁に面したものです。

アイランドキッチンよりも少ないスペースで設置でき、対面キッチンならではの開放感があります。

ペニンシュラキッチンは、オープン型やセミオープン型の間取りで利用できるキッチンレイアウトとなります。

 

●壁付け型キッチン

壁付け型キッチンは、キッチンの前面が壁に面しているものです。

壁に面して設置することが可能なため、限られたスペースでも設置することが出来ます。

壁付け型キッチンは、独立型、オープン型の間取りに対応しているキッチンレイアウトです。

 

 

■いちいホームの実例

 

●無機質になりがちなキッチンに木の造作カウンターを組み合わせた、家族の集まるキッチン

(・オープンキッチン・ペニンシュラ型)

 

●存在感のあるキッチンを中心にプランニングしたLDK空間

(・オープンキッチン・2列型アイランド)

 

 

いちいホームでは設計士が直接お客様と対話しながら家づくりを進めることで、それぞれの暮らしに寄り添ったご提案させていただきます。

 

 

 

 

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