column 家づくりコラム

高崎市で高性能×デザインを両立する家づくり|いちいホームの設計思考と実例インタビュー

はじめに

 

「性能を追求すると、デザインが制限されるのでは?」
「おしゃれな家は、暑さ寒さに弱いのでは?」
注文住宅を検討し始めると、こうした疑問が頭をよぎる方は少なくありません。 

結論から言えば、高性能とデザインは対立するものではなく、むしろ相互に支え合う関係にあります。
本記事では、高崎市で家を建てた施主様へのインタビューを交えながら、いちいホームの「高性能×デザイン」を両立させる設計思考をご紹介します。

 

 

「どちらか」ではなく「どちらも」を選べる時代に

 

住宅の性能とデザインは、かつてトレードオフの関係と思われていた時代がありました。
断熱性を高めようとすれば窓を小さくせざるを得ない、開放的な吹き抜けは冷暖房効率を落とすという”常識”が根強かったのも事実です。

しかし、断熱・気密技術の進化により、大きな開口部や吹き抜けを設けても快適性を損なわない設計が可能になっています。
重要なのは、性能を「制約」ではなく「土台」として捉える発想の転換。
数値の裏付けがあるからこそ、デザインの自由度が広がるのです。

 

 

施主様インタビュー|「数字があるから、思い切れた」

 

高崎市内に注文住宅を建てたAさんご夫婦(30代・お子さま2人)に、家づくりの経緯と住み心地を伺いました。

 

―家づくりで最初に重視したことは何でしたか?

「共働きで日中は家にいないので、夏帰ってきたときにムッとしない家、冬の朝に布団から出られる家が絶対条件でした。
でも、せっかくの注文住宅なので見た目も妥協したくなくて。
吹き抜けとか大きな窓とか、開放感のある家に憧れていたんです」

 

―性能とデザインの両立は難しいと感じませんでしたか?

「最初は不安でした。吹き抜けは寒いって聞いていたし、窓を大きくすると結露するとも。
でも、いちいホームさんから『UA値0.46、C値は0.5以下を基準にしている』と具体的な数字を見せてもらって。
数字の意味を説明してもらったら、この性能があれば吹き抜けも大開口も怖くないんだなと納得できました。」

 

―実際の住み心地はいかがですか?

「想像以上です。リビングに5メートルの吹き抜けがあるんですが、冬でもエアコンだけで家じゅうあたたかい。
夏は帰宅しても室温が極端に上がっていないので、すぐに涼しくなります。光熱費も賃貸時代より下がりました。
群馬の冬って乾燥した北風がすごいじゃないですか。気密がしっかりしているから、隙間風がまったくないのも嬉しいですね。」

 

―デザイン面で気に入っているところは?

「中庭に面した大きな窓ですね。外からの視線を気にせずカーテンを開けられるので、日中は照明なしでも明るいんです。

道路側は窓を控えめにして、家の内側に開く設計にしてもらいました。

プライバシーと開放感が両立できて、子どもたちもリビング続きの中庭で安心して遊んでいます。」

 

 

設計思考のプロセス|性能が”土台”になる理由

 

いちいホームが「高性能×デザイン」を両立させるために大切にしている設計の考え方をご紹介します。

 

 ステップ1:敷地と気候を読み解く

  設計の出発点は、敷地条件と地域の気候特性の把握から。
  高崎市をはじめ群馬県中南部は、冬の「からっ風」と夏の蒸し暑さという二つの課題を抱えています。

  冬は乾燥した北西風が吹き、体感温度が下がりやすい一方、夏は内陸特有の高温多湿に。
  周辺建物の配置、道路からの視線、日当たりの季節変化まで含めて、敷地の可能性と課題を洗い出します。

 

 ステップ2:性能値で”許容範囲”を決める

  断熱性能(UA値)と気密性能(C値)は、設計の自由度を左右する重要な指標です。
  いちいホームではUA値0.46(断熱等級6/HEAT20 G2相当)、C値0.5以下を標準とし、気密測定を実施しています。
  この性能を土台にすることで、以下のような「普通なら避けがちな選択」も安心して取り入れられます。

 

設計要素 一般的な懸念 高性能が解決すること
吹き抜け  冷暖房効率が落ちる  断熱・気密で温度ムラを抑制
大開口窓  夏暑く冬寒い  適切な窓性能と庇で日射をコントロール
中庭  外壁面積が増えて断熱が難しい  断熱ラインの工夫で室温を安定させる

 

 ステップ3:暮らしの優先順位を整理する

  性能という土台が決まったら、施主様の暮らし方を深掘りします。

  朝の身支度から夜の就寝まで、家族それぞれの動きを時系列でシミュレーション。
  「どこに光が欲しいか」「どの場所で長く過ごすか」「家事の流れはどう組み立てるか」を明確にし、間取りに反映させます。

 

 ステップ4:見え方と見せ方を設計する

  外観デザインは、内部の機能と切り離せません。

  たとえば道路側の窓を小さくする選択は、防犯やプライバシーの観点からだけでなく、外壁の汚れやすさや将来のメンテナンス性にも関わります。
  一方、中庭や裏庭に面した側は大胆に開き、光と風を取り込む。

  「閉じる」と「開く」のメリハリが、結果的に外観の表情を豊かにします。

 

 ステップ5:現場で”意図”を仕上げに落とし込む

  図面上の設計意図を実現するのは現場の施工力です。
  いちいホームでは自社大工が断熱材の充填から気密処理までを一貫して担当。

  設計者と施工者の意思疎通がスムーズなため、細部の納まりまで丁寧に仕上げられます。
  気密測定は完成前に実施し、数値で品質を確認してからお引渡し。

  「図面通り」ではなく「意図通り」の家づくりを徹底しています。

 

 

高崎エリアの気候と”ちょうどいい性能”の関係

 

群馬県は全国的に見ても日射量が多く、冬晴れの日が続きやすい地域。

この特性を活かせば、南面の窓から太陽熱を取り込む「パッシブ設計」が効果を発揮します。
ただし、夏の直射日光をそのまま受けると室温が急上昇するため、軒や庇で日射をコントロールする工夫が欠かせません。

一方、冬の「からっ風」は北西から吹き付けるため、北側・西側の開口を控えめにし、風の侵入経路を絞る設計が有効です。

気密性能が高ければ隙間風を防げるため、暖房のロスも最小限に抑えられます。

このように、高崎・前橋・安中・藤岡といった群馬県中南部で家を建てる場合、「断熱・気密・日射コントロール」の三位一体が快適性とデザインを両立させる鍵になります。

 

 

よくある質問

 

 Q. 高性能住宅は建築コストが高くなりませんか?
 A. 断熱材や窓のグレードを上げる分、初期費用は上がる傾向にあります。

   ただし、光熱費の削減効果は30年、40年と続くもの。
   ランニングコストまで含めたトータルで考えると、高性能住宅は「割高」ではなく「元が取れる投資」と言えます。
   仕様の優先順位を整理し、予算配分を最適化することで必要な性能を無理なく確保できます。

 

 Q. デザイン性の高い家はメンテナンスが大変では?
 A. 素材選びと設計の工夫次第です。
   たとえば外壁の汚れが目立ちやすい部分には耐候性の高い素材を選ぶ、雨だれが発生しやすい窓周りには水切りを設けるなど、将来のメンテナンス負担を減らす設計は可能です。
   「10年後も美しい」を見据えた素材・納まりの提案をいちいホームでは重視しています。

 

 Q. 気密性が高いと息苦しくならないですか?
 A. 計画換気がしっかり機能していれば問題ありません。
   高気密住宅は「隙間からの無計画な換気」をなくすことで、換気システムによる「計画的な空気の入れ替え」を確実に行えます。
   むしろ、花粉やPM2.5、黄砂などを室内に入れにくくなるため、空気環境は向上すると言えるでしょう。

 

 

まとめ|性能が支えるから、デザインに挑める

 

高性能とデザインは、どちらかを犠牲にして成り立つものではありません。
断熱・気密という「見えない性能」が土台にあるからこそ、吹き抜けや大開口、中庭といった「見えるデザイン」に安心して挑戦できる。
この関係性を理解すると、家づくりの選択肢は大きく広がります。

 

いちいホームは、群馬の気候風土を知り尽くした地元密着の一級建築士事務所・工務店として、「光・風・緑をまとう」設計思想を大切にしてきました。

設計士がヒアリングから設計・監理まで一貫して伴走し、自社大工が現場で丁寧に仕上げる体制。
UA値0.46、C値0.5以下という性能基準と全棟気密測定により、数値の裏付けある家づくりを実践しています。

本社は高崎市八幡町。高崎・前橋を中心に、車で1時間圏内のエリアで地域の敷地条件に即した提案が可能です。
「高性能×デザイン」を体感できるモデルハウスや無料相談会も随時開催していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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