column 家づくりコラム

外構一体設計のススメ|建物と外構を同時に考えるメリット・落とし穴

はじめに

 

「家が完成してから外構を考えればいい」

そう思って建物だけを先に完成させたものの、いざ外構工事を始めようとしたら予算が大幅にオーバー。
泣く泣くシンプルな外構に変更したり、工事自体を数年先送りにしたりするケースは少なくありません。

注文住宅を検討するなら、建物と外構を切り離して考えるのは得策ではありません。
本記事では、外構一体設計がなぜ重要なのか、そのメリットと見落としがちな落とし穴を、群馬の気候や暮らしの視点から解説します。

 

 

外構を後回しにすると起きる”よくある後悔”

 

まず知っていただきたいのが、外構を後回しにすることで生じる具体的な問題です。

 

 予算の圧迫

  建物の契約時に外構費用を別枠で考えていたものの、いざ見積もりを取ると200〜400万円と想定以上の金額に。
  →住宅ローンには含まれておらず、追加融資も難しく、結果として最低限のコンクリート打ちだけで終わってしまうパターンが典型例です。

 

 動線の不一致

  「玄関から駐車場までの距離が遠い」「勝手口から物干し場へのアクセスが悪い」「ゴミ置き場が使いにくい」
  →建物の間取りと外構の配置が連携していないと、毎日の小さなストレスが積み重なります。

 

 デザインの不統一感

  「建物は和モダンなのに外構はシンプル洋風」「外壁の色と門柱の素材が合わない。」
  →別々に計画すると、どうしても統一感が失われがちです。

 

 工期の延長と二度手間

  建物完成後に外構工事を始めると、重機の搬入や資材置き場の確保で既存部分を養生する手間が発生。
  →工期が延びる上に、追加コストもかかります。

 

 

外構一体設計の具体的なメリット

 

 1|トータルコストの最適化

  建物と外構をまとめて計画すると、住宅ローンに外構費用も含められます。
  現金払いが不要になり、月々の返済に分散できるのは大きな利点です。
  また、基礎工事や配管工事を同時進行させることで、重複コストを削減できます。

 

 2|動線と収納の連携

  ・玄関→土間収納→勝手口→ゴミ置き場の一直線動線
  ・ランドリールーム→物干しデッキ→取り込み→ファミリークローゼットの最短ルート
  ・駐車場から玄関、玄関からパントリーへの買い物動線

  これらを設計初期段階で同時に描くと、家事や育児の”歩数”が劇的に減ります。

 

 3|性能と快適性の両立

  いちいホームが重視する「光・風・緑」の設計思想は、外構まで含めて初めて完結します。
  中庭や植栽の配置、窓の高さと庇の出幅、通風経路
  これらを建物の断熱・気密性能(UA値0.46・C値0.5以下を基準)とセットで計画することで、エアコンに頼りすぎない心地よい暮らしが実現します。

 

 4|デザインの統一感

  外壁の素材・色と門柱やフェンスの仕上げを揃える、軒の深さと植栽の高さでリズムを作る。
  建築士が建物と外構を一枚の絵として描くと、街並みに溶け込みながらも個性が光る住まいになります。

 

 5|工期の短縮

  基礎・外構の土工事、配管・電気の引き込みを並行させると、全体工期が1〜2か月短縮できることも。

  早く新居での生活を始められるのは、子育て世代にとって見逃せないメリットです。

 

 

見落としがちな”落とし穴”と対策

 

一体設計にもリスクはあります。事前に知っておけば回避できるポイントを整理しましょう。

 

 落とし穴1|予算配分の失敗

  建物に予算を使いすぎて、外構が最低限の仕様に。
  逆に外構を豪華にしすぎて、建物の性能や設備にしわ寄せが来るケースもあります。

  対策:総予算の10〜15%を外構に配分するのが一般的な目安。
     設計初期段階で建物と外構の優先順位を明確にすることが重要です。

 

 落とし穴2|メンテナンスの見落とし

  デザイン重視で選んだ素材が、実は手入れが大変だったり、劣化が早かったり。
  植栽も、落葉樹を多用すると秋の掃除が大変です。

  対策:・タイルやコンクリートは耐久性重視、木部は人工木やメンテフリー塗装
     ・常緑樹と落葉樹をバランスよく配置し、雨樋や排水の詰まりリスクを低減
     ・外部水栓やコンセントの位置を、掃除・メンテナンス動線に沿って配置

 

 落とし穴3|将来の可変性の欠如

  子どもが成長したら駐車スペースを増やしたい、趣味のスペースを庭に作りたい。
  こうした変化に対応できない外構は、後から改修コストがかかります。

  対策:配管や電気の先行配線、可動式フェンス、植栽の配置見直しを前提にした余白設計を。
     将来的なカーポート増設や家庭菜園スペースも視野に入れましょう。

 

 落とし穴4|隣地・道路との関係性

  隣家の窓位置や道路の交通量を考慮せずに外構を計画すると、視線・騒音・プライバシーの問題が後から浮上します。

  対策:敷地調査の段階で、周辺環境(隣家の窓位置・高さ、道路の通行量、日影、風向き)を詳細に確認。
     目隠しフェンスや植栽の配置を、建物の窓計画と連動させます。

 

 

なぜ群馬では外構一体設計が”効く”のか

 

いちいホームが拠点とする群馬県高崎市・前橋市周辺は、冬のからっ風や夏の強い日射、朝晩の冷え込みなど、「外まわりの環境」が暮らしやすさを左右しやすい地域です。
からっ風・強い日射・凍結という群馬ならではの気候条件を例に、外構一体設計がなぜより効果を発揮しやすいのかを整理していきます。

 

 からっ風への対策

  冬の上州名物「からっ風」は、玄関周りや物干し場に直撃すると洗濯物が飛ばされたり、砂ぼこりが家の中に入り込んだりします。
  建物の配置と塀・植栽の計画を同時に進めることで、風を受け流す”風よけゾーン”を設計段階から作り込めます。

 

 夏の強い日射

  高崎や前橋の夏は日射が強く、南面や西面の窓まわりが過酷になります。
  外構段階で深い軒・庇・シェード・植栽を計画し、建物の断熱性能(UA値0.46など)と組み合わせることで、室内の冷房効率を大きく向上させられます。

 

 雪と凍結のリスク

  群馬は雪が少ないものの、路面凍結は起こります。
  玄関アプローチや駐車場の勾配・排水計画を建物の基礎工事と同時に検討すると、水たまりや凍結リスクを最小化できます。

 

 

いちいホームの外構一体設計

 

いちいホームでは、設計士が初回ヒアリングから外構まで含めてトータルで設計します。

  

 設計士と直接つくる注文住宅

  外構専門業者に丸投げせず、建築士が建物・外構・植栽を一体で描くため、デザインの統一感と機能性が両立します。

  

 性能を前提にした外構計画

  UA値0.46・C値0.5以下(平均0.35)を基準とした高断熱・高気密の建物性能と、外構の日射遮蔽・通風計画を組み合わせ。

  夏涼しく冬暖かい、光と風が通る住まいを実現します。

  

 自社大工の確かな施工

  外構の基礎工事や排水計画も自社管理。
  建物と外構の取り合い部分(勝手口の段差、デッキとの接続など)を現場レベルで最適化し、図面通りの仕上がりを担保します。

  

 高崎・前橋エリアの気候を熟知

  上州の風、夏の日射、雪や凍結リスクを踏まえた外構設計。

  地域の街並みや敷地特性に合わせた提案ができるのは、地元に根ざした工務店ならではの強みです。

 

 

よくある質問

 

Q. 外構費用はどれくらいが目安?
A. 総予算の10〜15%が一般的。高崎エリアの30坪前後の敷地なら200〜350万円程度を見込むと良いでしょう。

  

Q. 外構工事だけ別業者に頼むのはダメ?
A. 可能ですが、デザインの不一致や動線の不便さ、追加コストのリスクがあります。

  一体設計の方が結果的に満足度が高いケースが多いです。

  

Q. 外構工事の着工タイミングは?
A. 建物の基礎完成後、並行して進めるのが理想。完全分離より工期が短く、コストも抑えられます。

  

Q. メンテナンスが心配です
A. 設計段階で耐久性の高い素材を選び、掃除・点検しやすい配置にすることで、手間を大幅に減らせます。

  

   

まとめ|外構は”おまけ”ではなく、暮らしの土台

  

外構は建物の引き立て役ではなく、毎日の動線・快適性・家事ラクを左右する重要な要素です。

高崎・前橋・安中エリアで注文住宅を建てるなら、からっ風や夏の日射、将来の家族構成の変化まで見据えた外構一体設計が、後悔のない家づくりの第一歩になります。

  

いちいホームでは

設計士が建物と外構を一枚の絵として描き、性能・動線・デザインを同時に最適化。
自社大工の確かな施工で、図面の意図を現場に正確に落とし込みます。

まずは無料相談会で、敷地の特性や暮らし方に合わせた外構計画を一緒に考えてみませんか。

 

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