【高崎トップクラス】UA値0.46を誇る断熱性能とは?
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――夏は涼しく、冬は暖かい。「家計」と「健康」を守る、高崎基準の家づくり
はじめに|“高崎でちょうどいい快適さ”を数値で語るなら、UA値0.46
群馬・高崎の暮らしは、夏の強い日射と冬の冷え込み、そして乾いた「からっ風」によって、暑さも寒さも振れ幅が大きいのが特徴です。そんな環境で「一年じゅう心地よく、光熱費もムダなく」過ごす鍵になるのがUA値(ユーエーち/外皮平均熱貫流率)。
いちいホームはUA値0.46を“基準”に掲げる設計・施工で、断熱等性能等級6(HEAT20 G2)相当の住まいを標準化。高崎エリアでもトップクラスの外皮性能を実現しています。
UA値とは?──「家から熱がどれだけ逃げやすいか」を表す指標
・定義:家を包む「外皮」(屋根・外壁・床・窓・ドアなど)からどれだけ熱が逃げるかを、外皮面積あたりで平均した値。小さいほど断熱が効いている=夏も冬も室温が安定しやすい家です。
・計算のイメージ:各部位の「U値×面積」などを合算し、外皮面積で割った平均値(W/㎡K)。
UA値は“家まるごと”の断熱の効き具合をひと目で比べられる“共通言語”。断熱材の種類名より結果(逃げにくさ)で比較できるのが利点です。
Q値・C値もセットで見ると納得が深まる
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Q値:家全体からの総熱損失量。今はUA値が主役ですが、「どれだけ熱が出入りしたか」を見る指標として理解しておくと便利。
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C値:家のすき間の量(気密)。小さいほどスキマ風が少なく、断熱の実力を引き出せます。いちいホームは気密測定を実施し、C値0.5以下(完成時平均0.35)を目安に施工しています。
※断熱(UA)×気密(C)=体感の快適さと光熱費。どちらか片方だけでは、望む性能は出ません。
高崎の基準感を数字で把握する
日本は気候差が大きいため、地域ごとに省エネ基準のUA値“上限”が決まっています。
群馬(高崎周辺の平野部)は多くが地域区分「6」に該当。
・平成28年省エネ基準(最低ライン):地域5・6はUA=0.87以下
・ZEH水準(等級5相当):地域5~8はUA=0.60以下
・HEAT20 G2(等級6相当):地域6はUA=0.46を目安
これらは公式・準公式の公表値として多くの資料に整合します。
UA0.46という数字は、高崎の“標準”ではなく“上位水準”。夏冬のエネルギー消費を大きく抑え、体感温度を底上げできるレベルです。
UA0.46の暮らしがもたらす4つの実益

1. 家じゅう温度のムラが少ない
廊下・洗面・トイレのひやっと/むわっとが和らぎ、ヒートショック対策にも寄与。
2. 冷暖房の効きが良く、光熱費が素直に下がる
HEAT20の検討資料では、地域6のG2(UA0.46)で、従来基準(UA0.87)に比べ暖房負荷が大幅に減る傾向が示されています。※住まい方や面積により差はあります。
3. 結露・カビの抑制→家の寿命に好影響
表面温度が上がりやすく、結露リスクが低下。内装や構造材を健やかに。
4. 停電時にも“持つ”
急な停電でも室温が急降下しにくいため、家族の安心に直結。
2025年4月からは「省エネ基準適合」が原則義務に
2025年4月、改正建築物省エネ法の施行により、原則すべての新築に省エネ基準適合が義務化されました(一部除外あり)。UA値(外皮性能)と一次エネルギー消費量など、“最低限守るべきライン”が明確化されています。
いちいホームは等級6(UA0.46)を基準化。“義務”を超えて“快適・健康・省エネ”を獲りにいく設計です。
UA0.46はどうやって実現する?──部位別の要点
1. 窓(開口部)が“最優先”
・熱の出入りが最大の部位だから、まず窓を強化。
・オール樹脂サッシ+高性能ガラスでフレームもガラスも断熱。いちいホームは樹脂サッシを標準採用しています。
2. 断熱材は“性能×施工精度”
・高性能グラスウールを、自社大工が隙間なく入れるからこそ、図面どおりのUAに到達。吹付材に比べて材料の経年安定性やコスパにもメリット。
3. 床下・基礎の断熱で“足元の冷え”を断つ
・基礎・床下断熱を組み合わせ、底冷えを抑制。風が強い高崎環境にもマッチします。
4. 日射遮蔽(ηAC)で“夏の涼しさ”を仕上げる
・UA値は断熱の指標。夏の直射対策は別軸(ηAC)なので、軒・庇・外付けブラインド・植栽まで一体で計画。2025年の義務化でも外皮性能(UA・ηAC)がポイントです。
いちいホームだからこそ、3つのポイント
1. “設計士と直接”の注文住宅
間取り・窓配置・外構まで暮らしに合わせて最適解を作るので、“性能のための家”ではなく“あなたのための性能”になります。窓の数や大きさ、方位の一つひとつがUA値と体感に効きます。
2. 標準で等級6(HEAT20 G2)=UA0.46
上位水準を“最初から”標準化。気密測定でC値も確認し、机上の性能を実測で裏づけます。
3. 地元気候に合わせた“暮らしのきめ細かさ”
からっ風・放射冷却・夏の日射を読み、庇・軒・中庭・通風計画もセットで最適化。“省エネ×住み心地”の両立にこだわります。
実例ではUA0.44・C0.6といったトップクラスの外皮・気密を達成した住まいも。(プラン・条件により異なります)
比較でわかる、高崎でのUA値の“目安”
・等級4(旧標準):UA=0.87(地域5・6)…「最低ライン」。これから建てる家の基準としては物足りない。
・ZEH相当(等級5):UA=0.60以下…ここから快適さ・省エネの実益が見えやすい。
・等級6(HEAT20 G2):UA=0.46…温度ムラ・結露・光熱費に明確な差が出やすい“
結論:高崎の“ちょうど良い最適解”はUA0.46前後。住み心地とランニングコストのバランスが秀逸です。
間取りとセットで考える「UA0.46のつくり方」実務メモ
・窓は“少なく小さく”ではなく、“適所に性能よく”
南は採光、東西は遮蔽、北は均質光。方位×サイズ×性能の三点セット。
・“床・壁・屋根”の断熱連続性を切らない
コンセント・配管・小屋裏など**“穴”の設計と施工**に気を配る。
・外構まで含めて“夏の直射”をデザイン
庇、袖壁、落葉樹、ルーバーでηACを整える。
・“適切な躯体サイズ”は省エネ
ただ広くするより、家族の距離感と掃除のしやすさまで含めた適正面積が、快適×光熱費×将来維持の解。
・換気計画と気密の相性
C値が良いほど換気は設計どおりに働き、空気が澱みにくい。計画換気×気密はワンセット。
よくある質問
Q|UA0.46はオーバースペック?
A|高崎の暮らしとコストのバランス点がG2(UA0.46)。従来基準やZEH相当より暖冷房負荷が大きく下がる傾向が示されており、将来のエネルギー価格変動も踏まえると安心できる選択です。
Q|太陽光発電がなくてもUA0.46にする意味は?
A|あります。まず“使う量(需要)”を減らすのが省エネの王道。断熱×気密でベース消費を下げ、その上で太陽光等の“創る”を足すと、家計インパクトが最大化します。
Q|平屋と2階建て、どちらが有利?
A|外皮面積の差でUA値の出しやすさは変わりますが、窓と形状の最適化でどちらもUA0.46は十分可能。暮らし方優先でOKです。
Q|リフォームでUA0.46にできますか?
A|窓交換・外張り断熱・天井/床断熱の複合アプローチで大きく改善できますが、新築のように0.46までは構造や既存開口の制約で難しいケースも。個別診断が近道です。
Q|“UAが良ければすべて良い”ではないの?
A|そのとおり。気密(C値)・日射遮蔽(ηAC)・換気・湿気まで総合設計してこそ、数字=体感になります。
いちいホームの「UA0.46を叶える」基本仕様(例)
・断熱等性能等級6(HEAT20 G2相当)|UA0.46(基準)
・気密測定|C値0.5以下(平均0.35)
・高性能グラスウール断熱材+防湿フィルムを自社大工が責任施工
・オール樹脂サッシ標準+高性能ガラス
・基礎・床下断熱の強化、熱橋対策、気流止め
・外皮×窓×外構を一体設計してηACも最適化
(※プラン・面積・方位・仕様の選択により数値は変動します)
まとめ|“数字が語る安心”を、毎日の心地よさに
・UA値0.46(等級6/G2)は、高崎の気候にフィットする上位水準。
・温度ムラの少なさ・結露抑制・光熱費の素直な低下が期待できます。
・2025年から省エネ基準適合は義務に。いちいホームはその一歩先を標準に。
いちいホームは“設計士と直接つくる注文住宅”。家族の暮らし方・敷地・方位・外構までを一体で読み解き、UA0.46を“あなたの快適”に翻訳します。
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