高断熱・高気密を実現する「自社大工施工」の強み

――家族の毎日を“あたりまえに心地よく”するために
群馬・高崎の冬は冷たく乾いた風、夏は強い日差しと蒸し暑さ。そんな地域の気候で、1年じゅう「ちょうどいい」を保つカギが高断熱・高気密です。
そして、その性能を図面どおりに出し切る最大のポイントが自社大工による責任施工。
いちいホームは、敷地と家族の暮らし方に合わせた注文住宅を、自社大工が丁寧に仕上げることで、数値だけに頼らない“体感の快適さ”までつくり込みます。
本記事では、「高断熱・高気密の基本」から「なぜ自社大工だと性能が安定するのか」「毎日の家事や子育てがどうラクになるのか」までを解説します。

高断熱・高気密とは？ 3分で解説

　高断熱＝「熱を通しにくい家」

屋外の暑さ・寒さが室内に伝わりにくくなること。魔法瓶をイメージすると分かりやすいです。
壁・屋根・床・窓などを適切に断熱して、夏は熱の侵入をカット、冬は室内の暖かさをキープします。
　　・指標：UA値（ユーエーち）。家全体から逃げる熱の量を表す数値で、小さいほど断熱が良い。

　高気密＝「すきま風を減らす家」

家のすきまを極力なくし、室内の空気が勝手に入れ替わらないようにすること。これにより、エアコンの効きが安定し、計画的な換気も可能になります。
　　・指標：C値（シーち）。家のすきまの合計面積（床1㎡あたり）で、小さいほど気密が良い。

　断熱と気密は“両輪”

断熱が良くても、すきまが多ければ空気が漏れて性能を発揮できません。逆に、気密だけ高くても断熱が弱ければ温度が安定しません。
だから、断熱×気密×換気をセットで考えるのが「高性能住宅」の基本です。

「自社大工施工」だとなぜ性能が出るの？

高断熱・高気密は、材料を“入れれば終わり”ではありません。
1ミリのすきま・1本のビス位置・1枚のテープの端部処理まで、現場の手と目で積み上げる“仕上げの工事”。
ここを確実に行うために、いちいホームは自社大工が要所を責任施工します。

　1｜設計の意図がズレない（情報伝達が最短）

設計士と自社大工が社内で常時連携。図面・模型・断面ディテールの意図が現場に直行します。
「ここは断熱材を“押し込む”ではなく“納める”」「窓まわりの気密ラインは切らさない」など、言葉で伝えにくい勘所も共有できるから、仕上がりがブレません。

　2｜“面”で断熱・気密をつなぐ職人技

性能を落としやすいのはつなぎ目です。

　　　・窓まわり：枠と壁の取り合いを**三重の考え方（断熱・気密・防水）**で処理。
　　　・配管・配線の貫通部：開口寸法管理→シーリング→テープで気密ラインに復帰。
　　　・屋根・小屋裏：断熱材の連続性と通気の確保を同時に成立させる。

自社大工は社内で手順を標準化し、現場ごとに写真台帳でチェックするため、ムラが出にくいのが強みです。

　3｜現場判断が速い（地域の気候に合わせて微修正）

高崎は“上州のからっ風”で冬の体感温度が下がりがち。
　　　窓配置・風の抜け・庇（ひさし）の出寸法など、図面では読み切れない微差を現場で調整できるのは、設計と施工が近いからこそ。
　　　夏の日射遮蔽、冬の日射取得も実測と体感で詰めていきます。

　4｜品質の“見える化”

断熱・気密の要所は社内チェックリストで工程ごとに検査。
必要に応じて気密測定（C値の確認）などの性能チェックを行い、結果をお施主さまに共有します。
完成時だけでなく、工事中の状態を写真で残すから、将来のメンテナンスも安心です。

高断熱・高気密だと、毎日がどう変わる？

　1｜朝がラク、夜もぐっすり

　　　・冬の朝でもリビングの床がヒヤッとしにくい。
　　　・就寝時にエアコンを強くしなくても温度が安定し、子どもも寝付きやすい。

　2｜洗濯・家事が効率化

　　　・室内干しでも乾きが早く、ニオイが出にくい（温度・湿度・換気が安定）。
　　　・キッチンや脱衣室の温度差が少なく、動きやすい。

　3｜健康リスクの低減

　　　・ヒートショックや結露由来のカビ・ダニの発生抑制に寄与。
　　　・花粉の季節も計画換気＋高気密で、室内空気が整いやすい。

　4｜光熱費の見通しが立つ

　　　・少ないエネルギーで快適をキープ。
　　　・太陽光や省エネ設備を組み合わせれば、ランニングコストの最適化が図れます。
※住み方やプランによって効果は異なりますが、「冬はエアコンを弱く、夏は冷房を切り忘れても暑くなりにくい」など、体感の安定がまず違います。

“いちいホームの配慮”

　窓と日射のコントロール

　　・断熱性の高い窓と適切な配置で、冬は日差しを取り入れ、夏は庇・袖壁・植栽で直射をカット。
　　・窓まわりは枠—断熱—気密—防水を切らさず、結露リスクを抑えます。

　壁・屋根・床の断熱“連続性”

　　・角・入隅・梁まわりなど、断熱材が細くなりがちな場所ほど丁寧に。
　　・断熱材は“詰める”ではなく**“密着させる”。すきまは敵**です。
　　・屋根は断熱と通気の両立で、夏の小屋裏の熱こもりを抑えます。

　気密の要（かなめ）

　　・配線・配管の穴を最小化→シーリング→気密テープで連続ライン復帰。
　　・天井裏の気密シートは、継ぎ目・柱・梁へのテープ処理で“面”をつなぐ。
　　・コンセント位置も外壁では結露配慮を行い、必要に応じて専用部材を使います。

　換気計画とメンテ性

　　・高気密だからこそ計画換気が生きます。ダクトの気密・勾配・点検性を確保。
　　・フィルター清掃が手の届く場所にあることも、暮らしの性能の一部です。

　基礎・床のあったかさ

　　・基礎断熱／床断熱は敷地条件と暮らし方で選定。防蟻・防湿計画をあわせて行い、足もとからの冷えを抑えます。

高崎エリアで“効く”設計視点（気候×暮らし）

　・冬の北西風：玄関周りや洗濯動線の風よけを設計。
　・夏の日射：南・西の窓は日射遮蔽、東は朝の光を気持ちよく取り入れる。
　・内外温度差：脱衣室・トイレ・廊下も温度差を小さく。家全体で“どこでも同じ心地”を目指します。
　・外干しに左右されない：室内干し計画＋換気で、天気や花粉に振り回されません。

よくある誤解Q&A

　Q｜断熱材を厚くすればOK？
A｜厚さ“だけ”では不十分。連続性と気密が揃って初めて性能が出ます。

　Q｜高気密だと息苦しい？
A｜いいえ。高気密は“勝手な隙間風”を止めるためのもの。

　　　計画換気で新鮮な空気を入れ替えるから、むしろ空気はきれいに保ちやすいのです。

　Q｜全館空調じゃないと快適にならない？
A｜機械の種類よりも、家の器の性能（断熱・気密・日射計画）がベース。

　　　器が整えば、各家庭の予算・好みに合わせた設備で十分に快適が狙えます。

　Q｜初期コストが心配…
A｜断熱・気密の投資は、快適性＋健康面＋光熱費の安定に効きます。

総額で見れば“無理のない家計”に近づける選択です。

注文住宅でやる理由

敷地はひとつとして同じではありません。道路の向き、隣家の位置、風の抜け、眺め、音――。だから、“間取り”も“性能の効かせ方”もオーダーメイドが最短距離です。
いちいホームの自社大工施工の注文住宅なら、設計の意図を現場で微調整しながら、家族の暮らし方に最適化した高断熱・高気密を実現できます。

いちいホームだからおすすめ
・設計士と大工が同じ目線で「断熱・気密・換気」をつなぐ
・工事中の“見えないところ”の品質を見える化
・引き渡し後も同じチームが相談を一手に受けるから、安心

はじめてでも安心の進め方（フロー）

　1. 個別相談（無料）
家づくりの希望、予算の“守りたい線”、光熱費のイメージをヒアリング。
　2. 敷地と暮らしの診断
日照・風・周辺環境を確認。日射取得／遮蔽・風の抜けのラフ案を共有。
　3. 概算総額の提示
土地・建物・外構・諸費用・入居後のランニングまで総額視点で。
　4. 基本設計
間取りと同時に温熱の骨格（断熱・気密・換気ライン）を決定。
　5. 詳細設計・着工
自社大工と施工前ミーティング。気密計画やディテールを現場目線で再確認。
　6. 品質検査・性能確認
工程ごとのチェックと必要に応じた気密測定で見える化。
　7. お引渡し・季節点検
フィルター清掃・窓まわりの扱い方など、快適を長持ちさせる使い方もご案内。

家事・子育て世代に“刺さる”具体メリット

　・朝の身支度がスムーズ：脱衣室や廊下も寒くない。
　・リビング学習がはかどる：温度差・足元冷えが少なく、集中しやすい。
　・室内干しで時短：干す場所と換気計画で、**“干しっぱなしOK”**の日が増える。
　・夜のリビングも静か：断熱・気密は遮音にも一役。家族の睡眠の質UP。
　・将来のメンテも安心：内部の納まりが整っていると、トラブル予防にもつながります。

施工例から見える“体感の数センチ”

多くのご家庭で印象的なのは、冬の入浴前後の温度差が小さいこと、朝のリビングのぬくもりが残っていること。

数値も大切ですが、日々の「ちょっとラク」「ちょっと気持ちいい」が積み重なると大きな満足になります。

いちいホームは、その体感の数センチを、自社大工のていねいな手仕事で埋めていきます。

まとめ｜“性能”は買うものではなく、つくるもの

高断熱・高気密は、設備でごまかすものではなく、家という器そのものの性能。

そして、その性能は材料だけで決まりません。自社大工施工の精度こそ、図面どおりの性能を現実の暮らしに落とし込む最短ルートです。
高崎市と周辺エリアで、ムリなく続く家計と一年じゅうちょうどいい体感を両立したい方へ。

まずはお気軽にご相談ください。敷地と家族に合わせた“わが家のベスト”を、いちいホームの注文住宅×自社大工でご提案します。

“いちいホーム”はこんな方におすすめ

　・「冬の朝がつらい」を根本から変えたい
　・室内干し中心でもニオイなく乾かしたい
　・光熱費の先が読める家計設計をしたい
　・地域の気候に合った本当に効く家を、注文住宅で叶えたい

お問い合わせはお気軽に。家族の数だけ正解がある家づくりを、設計－施工－アフターまで同じチームで伴走します。