column 家づくりコラム

ヌックは必要?子育て・在宅ワーク・夫婦で変わるおすすめのつくり方

はじめに|「あったらいいな」は本当に必要?

 

最近の家づくりでよく聞く「ヌック」。
SNSや見学会でも見かける機会が増え、「なんとなく良さそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

一方で、「実際に使うのか分からない」「スペースを割く価値があるのか不安」
という声も少なくありません。

ヌックはあると素敵な空間ですが、暮らしに合っていないと使われなくなることもあります。

大切なのは、「必要かどうか」ではなく、自分たちの暮らしに合っているかどうかです。

この記事では、子育て・在宅ワーク・夫婦それぞれの視点から、ヌックの考え方とつくり方を解説します。

 

 

ヌックとは?暮らしに「余白」をつくる小さな居場所

 

ヌックとは、家の中に設ける小さな「こもれる場所」のこと。
一般的には1〜3畳ほどの広さで、リビングの一角や階段下などに設けられます。

特徴は、部屋のように完全に仕切らないこと。
壁や扉で閉じず、段差や素材の違いでゆるやかに区切ることで、家族とのつながりを保ちながら自分の時間を持てる空間になります。

例えば、少し腰掛けて休む場所・子どもが遊ぶスペース・短時間の作業や読書の場所など、「目的を限定しすぎない使い方」ができるのが魅力です。

 

 

ヌックは必要?判断の分かれ目

 

ヌックで後悔するケースの多くは、「なんとなく作った」場合です。
実際、使われなくなり物置になる例も少なくありません。判断のポイントはシンプルです。

 

・家の中で「少しだけ離れたい瞬間」があるか
・わざわざ部屋に行くほどではない時間があるか
・家族と距離を取りすぎずに過ごしたいか

 

こうしたシーンが日常にあるなら、ヌックは有効に機能します。

逆に、個室でしっかり区切りたい・使い道が明確でない場合は、無理に作らない方が良いケースもあります。
 

 

子育て世帯におすすめのヌックの使い方

 

小さなお子さんがいる家庭では、ヌックは「安心して遊べる場所」として活躍します。

 

リビング横に設けるのが基本

キッチンやリビングから目が届く位置に設けることで、家事をしながら見守ることができます。

完全な子ども部屋ではなく、少し区切られた居場所にすることで、子どもは安心して遊びつつ、親も安心できる距離感になります。

 

成長に合わせて使い方が変わる

はじめはおもちゃスペースや絵本コーナー。

少し大きくなると、宿題や読書の場所へ。

用途を固定しすぎないことで、長く使える空間になります。

 

ポイントは「広さより使いやすさ」

広くつくる必要はありません。むしろコンパクトな方が落ち着くケースも多いです。

座って遊べる高さ収納を一体化するなど、使い勝手を優先することが重要です。

 

 

在宅ワークにおすすめのヌックのつくり方

 

在宅ワークがある場合、ヌックは「ちょうどいい仕事場」になります。

 

完全な書斎ほどの距離はいらない

個室の書斎だと家族と分断されすぎる一方、リビングだと集中しづらい。
ヌックはその中間のポジションです。

気配は感じるけれど、視線は外れる状態が、短時間の集中に向いています。

 

ポイントは「こもりすぎない設計」

壁で囲いすぎると圧迫感が出てしまいます。
片側だけ壁にする・天井を低くしすぎないなど、ほどよい開放感を残すことが大切です。

 

コンセントと照明は最初に計画

ノートPCを使う場合は、電源位置が重要です。
また、作業用の明るさとリラックス用の明るさを分けると、使い勝手が大きく変わります。
 

 

夫婦二人の時間に使うヌック

 

子どもがいない時期や、手が離れた後は、ヌックは“くつろぎの場所”として活躍します。

 

「ひとり時間」をつくる場所

同じ空間にいながら、別々の時間を過ごす。
この距離感をつくれるのがヌックの良さです。

テレビを見る人、読書をする人。同じリビングでも、過ごし方が分かれることで、心地よい時間になります。

 

窓際や中庭に面した配置もおすすめ

外の景色や光を取り込める位置に設けると、より居心地が良くなります。

特に、光の入り方や風の抜け方、外とのつながりを意識して配置することで、空間の質は大きく変わります。
 

 

ヌックで後悔しないための設計ポイント

 

最後に、どの家庭にも共通する重要なポイントを整理します。

 

①目的をざっくり決める

「読書」「子どもスペース」など、方向性だけでも決めておくことが重要です。

 

②動線の中に入れる

使われなくなる原因の多くは場所が悪いこと。生活の流れの中にある場所に配置することがポイントです。

 

③空気と光を意識する

狭い空間ほど、風通しや明るさで快適さが変わります。小窓や間接照明などの工夫が効果的です。

 

④つくり込みすぎない

最初から完成させすぎず、暮らしながら調整できる余白を残すことで、長く使える空間になります。

 

 

まとめ|ヌックは「暮らしに合えば必要」

 

ヌックは必ず必要なものではありません。
ですが、暮らしに合えば、日常の満足度を大きく高めてくれる空間です。

子育て中は見守りの場所に在宅ワークでは集中の場所に夫婦の時間ではくつろぎの場所に

同じ空間でも、暮らし方によって役割が変わるのがヌックの魅力です。

 

いちいホームでは

いちいホームでは、ヌックを「流行の間取り」としてではなく、そのご家族の暮らしの中で本当に必要かどうかから一緒に考えます。

敷地の広さや光の入り方、家事動線とのバランスを踏まえながら、使われ続ける居場所として設計することを大切にしています。

無料相談会や完成見学会では、
・ヌックは必要かどうか
・どこに配置すると使いやすいか
・広さやつくり方の考え方
などを、図面を見ながら具体的にご提案しています。

 

 

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