地中熱換気で暮らしが変わる|健康と省エネを両立する家
- Category:住宅性能・構造
はじめに|“空気の入り口”から暮らしを整える
夏は強い日差しとフェーンの暑さ、冬はからっ風で底冷え——。
高崎・前橋エリアの気候は寒暖差が大きく、家の中の「空気の質」と「光熱費」に悩みが出やすい地域です。
そこで私たちがご提案するのが地中熱換気(DSDD系)。
外の空気をきれいにしてから床下に通し、地中の“ほどよい温度”を借りて室内へ取り込む考え方です。
さらに床面付近から効率よく排気することで、ハウスダストや生活臭が溜まりにくい住環境をつくります。
地中熱換気(DSDD)とは?
・地中熱って?
地面の中(床下や地中)は、夏でも外よりひんやり、冬は外よりほんのりあたたか。
この季節に左右されにくい温度を、空気を整える“自然のエアコン”として借りる発想です。
・空気の旅(フロー)
1. 外の空気をフィルターで浄化
2. 床下を通るあいだに地中熱で予冷・予熱
3. 室内へやさしく給気
4. 床面に近い排気口から汚れた空気を外へ
こうすることで、室温の“ガツン”とした変化を和らげ、床面に溜まりやすいホコリや花粉、ニオイを効率的に外へ出せます。
・第三種“熱交換型”という考え方
一般的に熱交換は「第一種(給気・排気とも機械)」が多いのに対し、DSDDは第三種ベースで熱回収を工夫。
給気が長いダクトを通らないので、衛生的に熱交換しやすい構成が特長です。
・自動で“ちょうどよく”換気
機種によってはCO₂・空気汚れセンサーと連動し、必要なときだけ換気量を上げるスマート制御にも対応。
換気のし過ぎによる冷暖房ロスを抑えられます。
なぜ群馬・高崎に合うの?——地域気候との相性
・ 夏:山越えの乾いた風(フェーン)で急に暑くなる日がある
・ 冬:乾燥した強い北風(からっ風)で体感が下がりやすい
こうした寒暖差の大きい地域ほど、地中の安定した温度帯を換気に活かす効果が出やすく、冷暖房の立ち上がりが穏やかになります。
体感・健康・家計に効く「3つの実益」

1|体感が“まろやか”に
給気を床下で予冷・予熱してから室内へ。
真夏や真冬でも、室温の振れ幅が小さく感じられ、エアコンの効きが安定します。
さらに家中の空気をやさしく循環させる設計で、部屋ごとのムラを抑えます。
2|床30cmゾーンを先にきれいに
室内でもっとも汚れやすい空気層は床上30cmとされます。床面付近の排気口でここを優先的に外へ。
赤ちゃんや就寝時の高さ帯の空気を清潔に保ちやすいのが特徴です。
花粉・PM2.5の捕集もフィルターでサポート。
3|365日まわしても省エネ設計
大径ダクト×効率的なファン、必要時だけ強める自動制御(機種による)で消費電力を抑制。
地中熱の“無料エネルギー”を下支えに、換気による熱損失を大幅に抑える設計思想です。
「断熱×気密×換気」を“ひとつの設計”で——いちいホームの強み
UA0.46(断熱等級6相当)を基準に
屋根・壁・床・窓をトータルで設計し、UA値0.46(HEAT20 G2相当)を目安に家そのものの保温力を高めます。
器が強いほど、地中熱換気による予冷・予熱の効果が素直に室内に届くためです。
全棟で気密測定(C値)——“計画どおりに換気”するために
C値0.5以下(完成時平均0.35 目安)の高気密を掲げ、全棟で気密測定。
すき間が少ないほど、計画どおりのルートで空気が流れ、フィルターを通った空気が確実に室内へ。
設計士と直接つくる“注文住宅”
間取り×配管ルート×給排気位置×窓の方位を最初から一体で最適化。
寝室はやさし給気/水まわりは確実に排気/吹抜や階段は温度ムラ緩和の動線など、暮らし方に合わせた気流設計を丁寧に行います。
地域密着のアフター
施工・サポート範囲を高崎近郊に絞ることで、季節の運用相談や点検にも軽やかに対応。
外皮性能+換気設定+暮らし方を“地域仕様”で整え続けます。
DSDDを“いちいホーム流”に活かす設計ポイント
1. 床面排気の配置計画
・寝室:ベッド周囲の床付近に排気を計画し、就寝時の空気帯をクリアに。
・子ども室:床遊びを想定し、家具の陰に淀みが出ない位置へ。
・水まわり・玄関・シューズクローク:ニオイ源に近接配置。
2. 給気の導き方
・リビング・ホールにやわらかい給気、個室へは回り込ませて届かせる。
直接の風当たりを避けることで体感を向上。
3. 床下の通り道(バイパス)を確保
・点検性と清掃性を確保しつつ、結露リスクの高い部分は断熱・防露を徹底。
屋外の吸気は確実なフィルタリングを前提に。
4. “窓・日射”との連携
・夏の西日は庇・外付け日よけでカット、冬は南日射を取り込む。
パッシブの下支えが換気の効果を底上げします。
コストとメンテナンス|“導入費だけ”で判断しない
・導入の考え方
①本体・ダクト計画 ②床下・配管の施工 ③フィルターの仕様 ④気密・断熱の性能目標
換気単体の費用ではなく、外皮性能(UA)×気密(C)×日射計画まで含めた総合設計の投資として捉えるのがポイント。
・運用コスト
高効率DCファン+自動制御(機種による)で消費電力を抑制。
地中熱の活用で“換気による熱損失”を抑えます。
・お手入れ
基本は給気フィルターの定期清掃と年1回程度の総合点検。
床面排気口まわりの掃除でハウスダストの再舞い上がりを防ぎます。
導入の流れ
1. ヒアリング|家族構成・体質(花粉・におい・寝苦しさ)・家事動線
2. 敷地・気候の読み解き|西日・北風・近隣建物の影響を確認(群馬特有のフェーン・からっ風にも配慮)。
3. 基本計画|間取り×給排気×配管ルート×窓を同時設計
4. 性能設計|UA0.46目安/C値0.5以下の器づくりを前提に、DSDDの設定を最適化。
5. 概算・比較|DSDDの有無や仕様差で初期費+運用の見通しを提示
6. 施工・気密測定|C値の実測と換気の調整
7. 住みはじめサポート|季節ごとの運用アドバイスと点検
よくある質問(Q&A)
Q. エアコンいらずになりますか?
A. DSDDは換気と予冷・予熱の仕組みです。
冷暖房の補助として働き、立ち上がりをやわらげ、ムダを減らすのが役割。エアコンは小さな力で安定運転しやすくなります。
Q. 花粉やPM2.5は入ってきませんか?
A. 給気フィルターで捕集し、床面排気で溜まりやすい帯域を優先排出。
CO₂・空気汚れセンサー連動(機種による)で必要時に換気量もアップします。
Q. 換気の“衛生面”が気になります。
A. 給気が長いダクトを通らない第三種“熱交換型”がDSDDのポイント。
床下で地中熱を活かしつつ熱回収し、衛生性と省エネを両立します。
Q. 強風時や来客時は?
A. 自動制御モデルなら空気汚れ/CO₂の上昇に反応して換気量を増加。
生活臭のリセットにも有効です(機種・設定による)。
Q. リフォームでも導入できますか?
A. 床下の高さ・基礎形状・既存の気密性能など条件により可否が分かれます。
断熱改修や窓リフォームと同時プランにすると効果的です。
まとめ
・UA0.46基準×全棟気密測定で、換気が図面どおりに働く器を担保。
・設計士と直接つくる注文住宅だから、間取り×配管×窓×排気位置を家族ごとに最適化。
・地域密着アフターで、季節の運用まで伴走。
・DSDD系の地中熱換気で、健康(空気質)×省エネ(熱ロス抑制)を高崎の気候に合わせて実現。
ご相談の入口に
「寝室が暑くて(寒くて)眠りが浅い」「子ども部屋のホコリや花粉が心配」「光熱費の上下が大きい」
——そんなお悩みほど、空気の入り口から整える設計が効きます。
モデルハウス見学や個別無料相談では、実測のUA・C値の考え方と、DSDDの設計例をご案内します。
家族の暮らし方に合わせた“わが家仕様”を、一緒に作っていきましょう。
