「設計士の雑記」高崎市完成見学会にむけて
皆さんこんにちは設計の杉田です。
気がつけばもう4月。
あたたかな日差しとともに、草木の緑も少しずつ色濃くなり、心地よい季節がやってきました。
そんな中、今月末から高崎市内で開催する完成見学会に向けて、今日は少し設計士としての視点から、この家づくりの裏側、特に気密断熱についてお話したいと思います。
完成見学会というと、外観や間取り、インテリアのデザインが注目されがちですが、実はそれ以上に私たちが大切にしているのが「気密・断熱のディテール」です。
どれだけ美しいデザインも、暑さや寒さに耐えられなければ、心地よく長く住むことはできません。
今回ご覧いただく住まいでは、いちいホームの標準仕様であるグラスウール断熱材+防湿シートによる高気密高断熱仕様を採用しています。
これは見た目には分かりづらい部分ですが、家の性能を大きく左右する重要なポイントです。
断熱材といえば、ウレタンやセルロースファイバーなど、さまざまな素材がありますが、私たちはあえてグラスウールを選んでいます。
その理由は、素材の断熱性能が高いことももちろんですが、耐熱性能や耐腐食性にも優れているからです。
そして、それとセットで欠かせないのが防湿シートの存在です。
家の中の水蒸気は、目には見えませんが、確実に存在します。
これが壁の中に入り込むと、断熱材が湿気を含み、性能を落としてしまうだけでなく、木部の腐朽やカビの原因にもなります。
つまり、気密とは単に“すき間をふさぐ”ことではなく、水蒸気の侵入を正しくコントロールすること。
そのために、防湿シートが必要なのです。
ただし、防湿シートを貼るには緻密な知識と丁寧な施工が求められます。
施工精度が少しでも甘ければ、その効果は半減してしまいます。
こうした理由から、実は他社さんでは敬遠されることも少なくありません。
しかし、いちいホームでは設計・現場・職人が一体となって、当たり前のように正しく施工する体制を整えています。
住宅性能は数字で語ることも大切ですが、それ以上に「体感すること」がいちばん伝わると思います。
私たちが大切にしているのは、性能だけでなく、「光、風、緑をまとうデザイン」。
自然の恵みを住まいに取り込みながら、それを快適にコントロールするために、高気密・高断熱の性能がある。
つまり、性能とデザインは表裏一体の関係にあると考えています。
ぜひ、高崎市完成見学会では、そうした“目に見えない部分の心地よさ”も、実際に体感していただけたらうれしいです。
家づくりのヒントや気づきが、きっとあるはずです。
それでは、会場でお会いできるのを楽しみにしています。
高崎市下小塙町にて開催|2025年ゴールデンウィーク特別企画
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